最終更新日: 2023-07-05
すきっ歯でお悩みの方は、そんな疑問を抱えている方も多いのでは無いでしょうか?
実はすきっ歯は、歯並びのトラブルの中でも、比較的治療しやすく価格も抑えやすいんです。
ただし治療の選択肢も多いので、自分に合った治療法を選ばないと、思わず歯の寿命を縮めたりと数年後に後悔してしまう可能性も...
この記事では、すきっ歯の方が治療を考える上で重要なポイントを、歯科医師の先生と一緒に解説していきます。
すきっ歯とは、言葉通り歯と歯との間にスキマが生じている状態です。
最近の国の調査では、 12~20歳の約10人に1人が「すきっ歯」なので珍しくない症状ですね(※1)。
結構多いんですね!
そうですね。
ただし、一口に「すきっ歯」と言っても、その原因は人によって様々です。
治療方法にも関係するので、簡単にご説明しますね。
※1: 平成28年の歯科疾患実態調査
すきっ歯の原因としては、まず「歯に由来する原因」があります。
具体的には、
①歯が小さすぎる
②歯の本数が生まれつき足りない
③余分な歯が歯ぐきに埋まっている
といったものです。
なるほど~。どれも生まれつきですか?
そうですね。
どれも生まれつきですが、②は生まれつき以外にも、虫歯やケガで歯を失ってしまった場合もあります。
ちなみに覚える必要はありませんが、専門的にはそれぞれ、
があると言ったりもします。
歯以外の原因もあるのでしょうか?
はい!
といったものがあります。
③の上唇の裏側にあるスジってなんですか?
上唇の裏側には、上唇小帯(じょうしんしょうたい)と呼ばれるスジがあります。
そのスジが歯の間まで伸びていると歯の間にスキマが生じやすくなります。
知らなかったです!
今まで挙げたなかの複数の原因が重なっている場合もあります。
気になる方は一度ぜひ歯科医師の先生に相談してみてください。
そもそもですが、すきっ歯は治したほういいのでしょうか?
難しいところですよね。
治療にはお金もかかりますし、すきっ歯だからといって、健康上の問題がすぐに生じることはありません。
ただ、
と言った外見上の理由で治療を希望される方は多いですね。
なるほど、見た目の問題は気になりますよね。
はい。
その他にも
という人もいます。
すきっ歯の方で滑舌にお悩みでしたら、一度医院に行ってみると良いかと思います。
すきっ歯の治療方法はどんなものがあるんですか?
大雑把に言うと、以下の2種類があります!
すきっ歯は、歯並びの問題の中では比較的治療しやすく、治療の選択肢も多いんですよ!
(本来あるべき歯がない場合は大掛かりな治療になる場合もあります)
どの方法が一番いいんですか?
人によって、一番いい治療法は変わってくるんです。
これから主な治療方法を説明していくので、自分にあってそうなものを探してみてくださいね!
※ 治療には歯科医師の診断が必要です。
各治療方法の特性を理解したうえで、歯科医師としっかり相談して治療方法を選んでください。
※すきっ歯のみの場合
ワイヤー矯正は、ワイヤーでスキマの周囲の歯を動かす矯正治療です。
なるほど、どんな人にオススメでしょうか?
こんな人にオススメです!
ここで言う「すきっ歯以外の問題」とは、歯のねじれや出っ歯、ガタガタなどですね。
なるほど。
矯正というと、歯を抜くイメージがありますが...
すきっ歯では基本的に歯を抜かないし削ることもありません。
ただし、過剰歯(本来無いはずの歯)が埋まっている事が原因の場合は、治療方法によらず抜く必要があります。
透明なマウスピースを利用して、歯を動かす矯正方法です。
ワイヤー矯正とほぼ同じメリット・デメリットですが、表側のワイヤーと違って目立ちにくいのが最大の特徴です。
透明なのはいいですね。
どんな人にオススメでしょうか?
こんな人にオススメです!
目立たないのがいい人
表側のワイヤー矯正よりも目立ちにくいのはいいですね。
逆にデメリットはなんですか?
自分の意思で一日20時間以上、つけ続けなければいけないことですね。
マウスピース矯正自体のデメリットは他にもいくつかあるのですが、すきっ歯に関わるもので言えばそれがメインです。
自分の意思で付け外しできる分、20時間以上つけておくのは大変そうですね。
歯のまわりを削って土台にして、セラミックの被せものをすることでスキマを埋める方法です。
なるほど。けっこう歯を削るんですか?
紹介する方法の中では一番を歯を削る方法です。
矯正という名前はついていますが、歯の移動は行いません。
良い点は、様々な歯並びの問題に対応できることと、1,2週間で完了する速さです。
どんな人にオススメでしょうか?
には適しているかと思います。
ダイレクトボンディングは、歯にプラスチックとセラミックを混ぜたペースト状のものを塗って歯を大きくする方法です。
どんな人にオススメでしょうか?
にはオススメです。
ただし、かみ合わせが悪かったり、強い衝撃がかかったりすると剥がれる場合があります。
時間が経つと色あせる場合があることにも注意してください。
ラミネートベニアは、歯の表面を0.5mmほど削って、付け爪用のようなパーツを付けてスキマを埋める方法です。
歯を削るんですね。
どんな人にオススメでしょうか?
ダイレクトボンディングと似ていますね。
以下のような方におすすめです。
歯の表面を少し削りますが、ダイレクトボンディングよりも長持ちしやすく、セラミッククラウンよりも削る量が少ないことが特徴です。
いろんな方法がありましたが、どの治療法を選んだらいいでしょうか?
どの治療方法にも一長一短があります。
時間はかかるけど根本的にキレイにしたいのか、一旦スグにキレイになればいいのか、など自分の希望に応じて選ぶのが良いと思います。
なるほど。
治療方法によって、かかる期間や耐久年度が違いますもんね。
そうですね。
また、例えばセラミッククラウンは1~2週間でキレイになりますが、健康な歯を大きく削ることで歯の寿命を縮める恐れがあります。
手軽さだけでなく、そういったリスクもしっかり確認してくださいね。
考えることが多くて、難しいですね。
お口の状態によって選択できる治療法も異なるので、気になる場合は信頼できる歯科医院の先生に相談に行くといいと思いますよ。
ばなな歯科・矯正歯科恵比寿ではおもにマウスピース矯正とホワイトニングの治療を行っており、分かりやすく丁寧な説明を心がけています。今まで気になっていたけどなんとなく後回しにしていた方も、ぜひお気軽にご相談ください。
いかがだったでしょうか?
様々な方法があって迷ってしまう方は、ぜひ信頼できる歯科医師の先生に相談してみてください。
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