インビザラインにかかる費用はどの位?支払い方法や安く抑えるポイントも解説

インビザラインにかかる費用はどの位?支払い方法や安く抑えるポイントも解説

歯科ハミール高田88院長 赤崎 公星 先生

歯科ハミール高田88院長
赤崎 公星 先生 監修

最終更新日: 2025-01-01

「インビザラインって高いの?」
「矯正したいけど、費用が心配...」

このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

インビザラインにかかる費用はどの位?支払い方法や安く抑えるポイントも解説

歯列矯正は見た目や健康のために重要ですが、費用面で躊躇される方も少なくありません。そこで本記事では、インビザライン矯正の費用について詳しく解説します。

平均的な費用から、矯正の程度による違い、費用の内訳、保険適用の可能性まで幅広く解説しますので、費用面がネックになっている方はぜひ本記事を読んでみてください。さらに、費用を抑えるポイントや、従来のワイヤー矯正との比較もご紹介させていただきます。

本記事を通じて、インビザライン矯正の費用について正しく理解し、最適な矯正方法を選択してください。

インビザラインの平均費用

インビザラインの平均費用
インビザラインの費用は、一概にいくらとは言えません。なぜなら、 矯正の種類によって費用が異なるからです。たとえば、以下の状況によって費用が変動します。

部分矯正
全体矯正

以下では、それぞれのケースの費用相場を紹介します。なお、費用はクリニックによっても異なりますので、参考程度としてください。

部分矯正の場合の費用目安

インビザラインの部分矯正は30〜40万円程度の費用です。前歯など限られた部分のみを治療対象とし、治療期間も3か月〜1年程度と短いため、安く設定されています。

ただし、軽度な歯並びの乱れや審美的な改善を目的とした症例に適していますが、重度の出っ歯や噛み合わせには対応できません。

全体矯正の場合の費用目安

インビザラインの全体矯正は70〜120万円程度がかかります。上下の歯すべてを対象とし、出っ歯や噛み合わせなど複雑な症状にも対応できる総合的な治療のため、部分矯正よりも高額です。

治療はマウスピースを使用して1〜3年ほどで、定期的なメンテナンスを行いながら進めていきます。

費用は高額ですが、あらゆる歯列の問題に対応できます。

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インビザラインの費用がクリニックによって異なる理由

インビザラインの費用がクリニックによって異なる理由
インビザラインの費用がクリニックによって異なる主な理由は、健康保険が適用されない自由診療であることです。 各クリニックが独自に料金を設定できるため、費用にばらつきが生じます。
また、インビザラインには複数の種類があり、治療範囲や難易度によっても費用が変わります。

インビザラインの費用はさまざまな要因で決定されるため、クリニックごとに異なる価格設定となっているのです。

インビザライン矯正の費用内訳

インビザライン矯正の費用内訳
インビザラインにかかる費用は、マウスピース代だけではありません。 矯正前から矯正後まで費用がかかります。具体的な内訳は以下のとおりです。

  • 矯正前の検査・診断にかかる費用
  • 矯正中の調整費用
  • 矯正後の保定装置料

さらに、状態によっては追加費用が発生するケースもあります。以下で、それぞれの費用目安について解説します。

矯正前の検査・診断にかかる費用

インビザライン矯正を始める前には、 一般的に1〜7万円の検査・診断費用が必要です。具体的には、以下の費用がかかります。

  • 初回カウンセリング(無料〜5,000円)
  • 精密検査(1〜6.5万円)
  • 虫歯治療(1,500〜1万円/回)※必要に応じて
  • 抜歯(5,000〜1.5万円/本)※必要に応じて

その人に合った矯正治療のためには事前診断が不可欠です。そのため、治療開始前にこれらの費用を含めた予算計画を立てておきましょう。

矯正中の調整費用

インビザライン矯正中は、治療の進行に合わせて定期的なマウスピースの調整や研磨処置が発生し、費用が必要となります。

上記 1回あたり3,000〜1万円の調整料がかかります。また、治療計画の変更が必要な場合は、1回2万円程度のリファインメント費用が追加で発生します。

リファインメントとは?
実際の歯の動きにズレが生じたり、噛み合わせの調整などが必要になったりした場合に、マウスピースを追加して修正すること

定期的な調整費用も考慮に入れた治療計画を立て、必要に応じて医療ローンなどの支払い方法も検討しましょう。

矯正後の保定装置料

インビザライン矯正後は、歯の位置が戻ってしまうのを防ぐ 保定装置の費用が1万〜6万円程度必要となります。さらに2〜3か月ごとの定期観察(1回3,000〜5,000円)も必要です。

歯並びを維持するには保定期間が矯正期間とほぼ同じくらい必要となるため、最初から保定装置の費用も含めた予算計画を立てておきましょう。
h3.追加費用は発生する?
インビザラインの治療中は、上記以外に追加のマウスピース作成費用が発生する可能性があります。治療プランごとにマウスピースの使用枚数に上限が設定されており、それを超える場合は 1枚あたり1万〜2万円の追加費用が発生します。

ただし、インビザラインコンプリヘンシブを採用しているクリニックであれば、追加費用がかかりません。

インビザラインコンプリヘンシブとは?
治療期間やマウスピースの制限がないプランのこと。

クリニックによってインビザラインコンプリヘンシブを行っているかどうかは異なるので、気になる方は、事前にハーウェルにお電話などで医院にお問い合わせしてみてください

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インビザラインは保険適用される?

インビザラインは保険適用される?
インビザライン費用の支払いについて、不安を感じる方もいるのではないでしょうか。上記でも解説したように、インビザラインは自由診療になるため、一般的な歯科治療よりも高額です。

しかし、状況によっては保険適用されるケースがあります。
以下で、保険適用されるケースとされないケースについて解説しますので、ご自身の状態を判断する参考としていただき、それを元に医師に確認してみてください。

保険が適用されるケース

インビザラインを含む矯正治療は、保険適用されるケースがあります。

日本矯正歯科学会では、保険適用の対象として、以下のように定めています。

  1. 「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する矯正歯科治療
  2. 前歯及び小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る。)に対する矯正歯科治療
  3. 顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・後の矯正歯科治療 引用元:矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは | 公益社団法人 日本矯正歯科学会

また、上記に該当する場合でも、厚生労働省の許可を得た専門医師の診断を受けて書類を作成する必要があります。

保険が適用されないケース

インビザラインを含む矯正治療で、 審美目的の場合は、保険適用外となります。

「咬合異常に対する矯正歯科治療」「咬合異常」「顎変形症の手術前後の矯正治療」以外は保険適用として認められません。

インビザライン費用の支払い方法

インビザライン費用の支払い方法
クリニックによって異なりますが、基本的にインビザラインの支払い方法は以下の3つから選択できます。

  • 一括払い
  • 分割払い
  • デンタルローン

以下でそれぞれのメリット・デメリットを解説しますので、ご自身の負担の少ない支払い方法を選択してください。

一括払い

一括払いは、 総額を最も抑えられる支払い方法です。分割手数料が不要な上、契約時に全額を支払うことで割引が適用されることもあります。

しかし、一度に高額な支払いが必要なため、1回あたりの負担は大きくなります。

分割払い

分割払いは、 月々の支払いを抑えられる方法です。高額な治療費を月々の小額に分けて支払いを行えます。

主に院内分割(手数料なし)とクレジットカード分割(手数料あり)の2種類があり、治療期間に合わせて支払い計画を立てられます。ただし、手数料が発生する場合は総額が増えることに留意しましょう。

デンタルローン

インビザラインの費用負担を軽減できる方法として、デンタルローンもおすすめです。 デンタルローンは年利0.5%程度から、最長120回までの返済が可能で、初期費用を抑えながら支払いができるからです。

ただし、手数料や利息が加算され、総額は増えます。

ハーウェルではデンタルローンを利用できる歯科医院をご紹介いたします。ご予算に合った医院のご紹介も可能ですので、まずはお気軽にご登録ください。

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インビザラインの費用を安く抑えるポイント

インビザラインの費用を安く抑えるポイント
インビザラインの費用を抑えるポイントを解説します。インビザラインは安くても数十万円かかってしまうため、一般的には高額です。
そのため、費用の面からためらってしまう方もいるでしょう。

以下で、費用を抑えるポイントを3つ解説しますので、できるだけ負担を抑えて治療を受けるための参考にしてください。

医療費控除を利用する

インビザラインの費用負担を軽減するには、医療費控除の活用が効果的です。 医療上必要と認められる矯正治療の場合、年間10万円を超える医療費に対して税金の還付を受けることができます

ただし、医療費控除の対象は以下に限定されます。

  • 咀嚼改善など機能回復が主目的の矯正治療費
  • 医師が必要と認めた矯正治療費
  • 治療のための通院交通費(公共交通機関)

医療費控除の申請は確定申告時となりますので、タイミングを逃さないように注意してください。

治療費が明確なクリニックを選ぶ

矯正治療では、「トータルフィー制」と「処置別払い制」という2つの料金システムがあります。特に 費用を抑えたい場合は、トータルフィー制を採用しているクリニックを選ぶことをおすすめします。

なぜなら、トータルフィー制は初期検査から保定装置まですべての費用が事前に明示されるのに対し、処置別払い制では治療過程で追加費用が発生する可能性があるからです。

そのため、複数のクリニックの料金システムを比較し、総額が明確なトータルフィー制のクリニックを選ぶようにしましょう。

トータルフィー制のクリニックをお探しの際にも、ハーウェルをご活用ください。

部分矯正を選ぶ

症状が軽度な場合であれば、部分矯正を選択しましょう。全体矯正に比べて治療期間が短く、必要なマウスピース数も少なくなるため、 費用を5〜7割程度に抑えられます。

ただし、部分矯正は、すべての症例で選択できるわけではありません。そのため、まずはクリニックでの診断を受け、部分矯正が可能かどうか先生にご相談してみてください。

インビザラインとワイヤー矯正ではどっちが安い?

インビザラインとワイヤー矯正ではどっちが安い?
歯科矯正の方法は、インビザラインだけではありません。主な矯正方法として、ワイヤー矯正があります。

では、インビザラインとワイヤー矯正ではどちらの方が安いのでしょうか?

以下で、それぞれの特徴や費用について解説しますので、ご自身に合った矯正方法を選択するための参考にしてください。

インビザラインとワイヤー矯正の違い

インビザラインとワイヤー矯正には、複数の違いがあります。以下の表に違いをまとめたので、参考にしてください。

矯正期間 見た目 痛み・不快感
インビザライン 平均1年半~3年 目立たない 少ない
ワイヤー矯正 平均2年~3年 はっきりと目立つ 早く歯が動く分、痛みを感じやすい

上記のような違いがあります。矯正期間については、平均的には同等ではあるものの、ワイヤーの方が早く歯を動かせます。

どちらが合っているか判断できない場合は、歯科医に相談してみてください。

インビザラインとワイヤー矯正の費用相場比較

インビザラインとワイヤー矯正の費用の違いは、以下のとおりです。

部分矯正 全体矯正
インビザライン 30~40万円 70~120万円
ワイヤー矯正 30~70万円 70~150万円

上記のように、ワイヤー矯正の方が高額になりやすいです。ですので、総額の費用負担の観点ではインビザラインの方が負担は少ないです。

インビザラインが安いのはなぜ?

インビザラインがワイヤー矯正よりも安い理由は、 自己管理が必要であり、歯の動きもワイヤー矯正に比べてゆっくりだからです。一方で、ワイヤー矯正は歯の動きが早く、一度装着すれば自己管理での装着は必要ありません。

ただし、インビザラインもワイヤー矯正も自費診療のためクリニックで費用を決められますので、この理由によるところだけではありません。

インビザラインは費用負担を抑えた治療も可能

インビザラインは費用負担を抑えた治療も可能
一般的に高額になりがちな矯正治療ですが、しっかりと医師に相談して、適切な選択をすれば、 分割やデンタルローンの選択肢もあるインビザラインは比較的費用を「抑える」ことが可能です。

ただし、具体的な費用や支払い方法についてはクリニックによって異なります。

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